中国・武漢、子どもを失った親に対する「サイバー暴力」…母親が自殺=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・武漢、子どもを失った親に対する「サイバー暴力」…母親が自殺=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・湖北(こほく)省武漢市で、不慮の事故で子どもを失った母親がネット上の悪質な書き込みに苦しみ、今月2日、自ら命を絶った。

先月23日、市内のある小学校の敷地内で一人の教師が車を運転していたところ、同校の1年生の男児を誤ってひいた。男児は病院に搬送されたが、死亡が確認された。

この事故が報道された際、死亡した男児の母親の姿も映し出された。母親は突然の出来事にショックを受けながらも気丈に振る舞う姿を見せた。ネット上では男児の両親に対する同情と慰労の書き込みが多く見られたが、その一方で、悪質なコメントも多数書き込まれたのだ。

一部のネットユーザーは男児の母親の化粧と身なりについて、「子どもが亡くなっても化粧をしてブランド品を身につけるなんて、少しも悲しくないの?」と書き込んだ。また、他のネットユーザーは、母親が何度かメディアに登場し発言を繰り返したことに対し、「この機会を利用して有名になろうとしているのでは?」と非難した。

こういった悪質な書き込みが続いたことに耐えられず、この母親は2日に飛び降り自殺をした。

現地のいくつかのメディアは「この母親は十分な保護と支援を受けられなかった」とし、「サイバー暴力に対する取り締まりを厳重にし、二度とこのような悲劇を生んではならない」と訴えた。



■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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