ある女性ネットユーザーは7日、自身のSNSアカウントに広州地下鉄内で撮った動画を投稿した。
公開された動画によると、当該女性は、ある男性が車内で床にうずくまって座り携帯電話をいじっている姿を見て、盗撮を疑ったという。そこで女性はこの男性に声をかけ、携帯内のフォトアルバムを見せるよう求めた。
男性が素直にアルバムを見せるとそこには何も写っておらず、女性の「誤解」であることが分かった。しかし、この女性は男性に向かって「むやみに撮らないで」と警告している。
女性は盗撮の証拠がなかったにも関わらず動画を投稿し、さらにSNS上に当時の状況を詳しく説明して「わいせつな老人」、「(盗撮行為が)初めてとは思えない感じがした」と書き込んだ。
この動画と書き込みが拡散されると、女性の行動を支持する声が上がる一方で、多くのネットユーザーが「当該男性は潔白である」「悪意のあるデマ」だと女性を非難し波紋が広がった。女性が在学する大学が突き止められるなど騒動が大きくなると、女性は書き込みを削除した。
そんな中、当該女性は11日夜に自身のSNSアカウントに「謝罪文」を掲載した。「地下鉄内で確認したにも関わらず、その後ネット上に勝手に動画を投稿したり、あなた(当該男性)の印象を不当に描写すべきではなかった」とし、「私のしたことが、あなたとご家族に深刻な傷を与えたことを深く認識している。あなたとご家族に心から謝罪する」と伝えた。
現地メディア「澎湃新聞」が盗撮疑惑をかけられた男性の息子に取材したところ、息子は11日に父親に付き添って交番を訪れ、当該女性と話し合いをしたと明かした。女性は泣きながら「大学側は私を除籍処分にするつもりだ。できれば許していただきたい」と謝罪したという。
彼は「彼女は大学生で、僕たちは農民だ。彼女の文化水準は僕たちよりも高い。過ちを犯しても彼女にもう一度チャンスを与えるべきだと思う。大学進学は簡単なことではないので、除籍はしないであげてほしい」と伝えた。
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