モンテネグロ裁判所、テラ創業者のクォン氏に懲役4か月判決…偽造パスポートの罪で=韓国報道(画像提供:wowkorea)
モンテネグロ裁判所、テラ創業者のクォン氏に懲役4か月判決…偽造パスポートの罪で=韓国報道(画像提供:wowkorea)
昨年、暗号資産(仮想通貨)市場の暴落を引き起こした「テラ・ルナ事態」の主犯とされたテラフォームラボのクォン・ドヒョン代表(32)がモンテネグロの裁判所から懲役4か月を宣告された。

クォン・ドヒョン の最新ニュースまとめ

 19日(現地時間)、モンテネグロ日刊紙「ビエスティ」は、モンテネグロの首都ポドゴリツァのポドゴリツァ地方裁判所がクォン氏と側近のハン某氏に対し、それぞれ懲役4か月を宣告したと報じた。

 クォン氏は、ハン氏と共に去る3月23日、ポドゴリツァ国際空港でコスタリカの偽造パスポートを持ってアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ行きのチャーター便に搭乗しようとして逮捕され、公文書偽造の疑いで裁判にかけられた。2人は本人の名前と生年月日がそのまま記載されたコスタリカのパスポートを使用して摘発されたという。彼らはコスタリカの他にも、ベルギーの偽造パスポートと身分証も所持していた。

 現地メディアなどによると、クォン氏は裁判で「友人の推薦でシンガポールにあるエージェンシーを通じてすべての書類を作成した後、コスタリカのパスポートを受け取った。ベルギーのパスポートは他のエージェンシーを通じて受け取った」とし、偽造パスポートとは知らなかったと主張した。

 一方、ソウル南部地検の金融犯罪合同捜査団は昨年9月、テラ・ルナを有価証券と判断し、クォン氏に資本市場法違反容疑を適用して逮捕令状を請求し、追跡してきた。クォン氏はテラ・ルナ暴落事態が発生する前の昨年4月、韓国からシンガポールに拠点を移した。検察の捜査が本格化すると、昨年9月シンガポールを離れ、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを経由してセルビアに逃亡し、今年3月にモンテネグロで逮捕された。
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