30年万博誘致　尹大統領プレゼンのテーマは「未来・恩返し」

【パリ聯合ニュース】2030年国際博覧会（万博）の釜山誘致活動を支援するためフランス・パリを訪問している韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は20日（現地時間）、マクロン大統領と首脳会談を行う。

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　会談では両国のインド太平洋戦略を含む外交・安全保障協力や人工知能（AI）・宇宙・未来産業での協力強化などについて議論する見通しだ。

　韓国大統領室によると、北朝鮮の人権と制裁問題も主要な議題として取り上げられる。李度運（イ・ドウン）報道官は現地で行った記者会見で、「フランスは人権を強調しており、そのような次元から北と国交も結んでいない」として、「尹錫悦政権も北の人権問題を避けずに正面から取り組んできたため、この部分が重要な議題になると思う」と明らかにした。

　一方、尹大統領は同日午後、博覧会国際事務局（BIE）総会で行われるプレゼンテーションの最後に登壇し、韓国の開催計画をアピールする。李氏は「未来と約束、恩返し、そして連帯が尹大統領の演説のキーワード」とし、恩返しに関しては「朝鮮戦争当時だけでなく、われわれが国際社会から受けたさまざまな支援に対し再び恩返しをしたいということ」と述べた。

　尹大統領の前には世界的ヒット曲「江南スタイル」でK―POPの拡散に決定的な役割を果たした歌手PSY（サイ）さんやIT専門家、建築・造園専門家らがプレゼンを行う。ソプラノ歌手、スミ・ジョーさんやガールズグループ・aespa（エスパ）のカリナさんらはビデオメッセージを寄せる。李氏は「われわれの強みであるデジタル映像技術を最大限活用し、（プレゼンの）30分間、目を離せないようプログラムを構成する」と述べた。