韓国とベトナムが原子力協力を強化　尹大統領の訪問機に覚書締結

【世宗聯合ニュース】韓国は尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領のベトナム国賓訪問を機に、同国と原子力協力を強化する。ベトナムは経済が急成長しているものの劣悪な電力事情が足かせとなっており、同国政府は原子力発電所の建設を積極的に検討すると予想されている。　原発を運営する韓国水力原子力（韓水原）はハノイで２２日、政府系機関のベトナム原子力研究所と原子力・小型モジュール炉（ＳＭＲ）分野での協力に関する覚書（ＭＯＵ）を締結した。　両機関は▼原子炉の設計・技術・安全▼温暖化ガスの排出量を実質ゼロにするネットゼロの達成に向けた次世代原子炉の活用▼ＳＭＲの許認可および法令や規制・制度▼人材育成――などで緊密に協力する。　尹大統領は２２日からベトナムを国賓として訪問しており、２３日に同国のボー・バン・トゥオン国家主席と首脳会談を開く。