米国も高齢化加速、昨年の中位年齢「38.9歳」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国も高齢化加速、昨年の中位年齢「38.9歳」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国の中位年齢が昨年38.9歳を記録し、歴代最高値を記録した。

22日(現地時間)ニューヨークタイムズ(以下、NYT)は、米国人口調査局統計を引用し、急速に米国の中位年齢が上昇していると伝えた。1980年、中位年齢は30歳で、2000年には35歳だった。中位年齢とは、総人口を年齢順に並べたとき、正中央にいる人の該当年齢をいう。

地域別では、メイン州の中位年齢が44.8歳で最も高く、ニューハンプシャー州が43.3歳でその後に続いた。

中位年齢が急速に上昇しているのは、米国がそれほどまでにも速く高齢化が進んでおり、子どもの数が減っているためだと解釈される。 38歳のミレニアル世代はまだ若いように感じることができるが、中位年齢としては異例的に高い。

NYTは今回の調査結果が、ヨーロッパやアジアの多くの国と同様に、米国が労働力と経済および社会保障プログラムに関連する挑戦とともに高齢化しているという証拠だと伝えた。

また、低出産率も中位年齢の上昇に大きな影響を与えている。新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)初年度の米国の出産率は急激に下落し、2007年以降の出産率はそれ以前よりも非常に低い水準にとどまっている。

ただし、このような傾向は社会保障制度が整ったノルウェーとスウェーデン、フィンランドなどとも似ているとNYTは伝えた。

研究者らは、産業化国家全体で、ミレニアル世代の女性は20代に教育と仕事を優先する傾向が高く、これは以前より遅い年齢で結婚し、少数の子供を産む結果をもたらしたと分析した。

米国の移民者の流入が以前より減少したことも、中位年齢の上昇に影響を与えたものと見られる。移民者の流入は2016年以降、全体的に鈍化傾向にある。

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