【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は28日、青瓦台(旧大統領府)の迎賓館で国家財政戦略会議を開き、「人気のない緊縮財政、健全財政を好む政治権力はどこにもない」とし「政治的野心ではなく、国家と国民を考えれば、緊縮・健全財政は不可避だ」と述べた。 会議は尹政権が発足してから1年間の財政政策の成果を評価し、2023~27年の中期財政政策と24年の予算編成の方向を協議するため開催された。 尹大統領は「借金をしてでも財政支出を増やさなければならないと一部で主張を続けている」として、「これは若者世代に対する典型的な略奪であり、断固として退けなければならない」と強調した。最大野党「共に民主党」は35兆ウォン(約3兆8500億円)規模の補正予算編成を求めている。 また、「労組や非営利団体などに支払われる政治的性格の補助金は完全に
ゼロベースで再点検しなければならない」とし、票集めのための福祉関連予算は徹底的に排除しなければならないと指摘した。 ただ「単純に支出を減らすだけでなく、必要なところにしっかりと使おうということ」とし、軍人の待遇改善、社会的弱者への福祉事業、グローバル競争に対応するための先端科学技術R&D(研究・開発)などにはさらに積極的な支援が必要と強調した。
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