韓国　けさのニュース（７月１９日）

◇２４年最低賃金２．５%引き上げ　約１０８０円　労使双方の委員と有識者（公益委員）で構成する韓国の最低賃金委員会は１９日、２０２４年度（１～１２月）の最低賃金を時給９８６０ウォン（約１０８３円）に引き上げることを決めた。今年の最低賃金（９６２０ウォン）から２．５%増となる。月額（月２０９時間労働）では今年の２０１万５８０ウォンから２０６万７４０ウォンに上がる。労使は１８日午後からの大詰めの議論でも隔たりを埋められず、労働者側が提示した最終案１万ウォンと使用者側提示の９８６０ウォンについて投票を行った結果、９８６０ウォンに決まった。◇北朝鮮が短距離弾道ミサイル２発発射　５５０キロ飛行　韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が１９日午前３時半ごろから同３時４６分ごろにかけて平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海上に向け、短距離弾道ミサイル２発を発射したと発表した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１８」を発射した１２日以来となる。今回の発射は韓国と米国が１８日に拡大抑止に関する協議体「核協議グループ（ＮＣＧ）」の初会合を開催し、核兵器を搭載できる米国の戦略原子力潜水艦（ＳＳＢＮ）「ケンタッキー」が韓国南部・釜山に寄港したことに反発するものとみられる。◇大雨で１万６千人避難　ソウルの半分上回る農耕地が浸水　中央災難（災害）安全対策本部によると、大雨により自宅などから一時避難した人は１９日午前６時の時点で１５市・道の１万６４９０人に上っている。死者・行方不明者は５０人で、１７日午後１１時の時点から変動はない。公共施設の被害は１０３１件で、河川の堤防２３６カ所が流失し、道路１４０カ所が浸水または流失した。住宅は４２１棟が浸水または損壊した。農耕地などの浸水は７４件で、ソウルの面積の半分以上となる３万１０００ヘクタールで浸水や落果、流失の被害を受けた。◇韓国代表ＤＦ金ミン哉　バイエルンと５年契約　サッカー・ドイツ１部リーグのバイエルン・ミュンヘンは１９日、韓国代表のＤＦ金ミン哉（キム・ミンジェ、２６）と５年契約を結んだと発表した。背番号は「３」に決まった。バイエルンは詳しい契約内容を明らかにしなかったが、金が所属していたナポリに支払った移籍料は５０００万ユーロ（約７８億円）で、年俸は１２００万ユーロとされる。移籍金は孫興ミン（ソン・フンミン、トットナム）の３０００万ユーロを超え、アジア人史上最高額となる。