ジュンス の最新ニュースまとめ
開演時間が過ぎると、軽快なビートと共にオープニング映像が流れ、会場からは自然と手拍子が沸き起こる。テンポの良いサウンドが会場を包み込む中、アーバンかつグルーヴィーなサウンドが響き、大型ビジョンに青い海の映像が流れると、「横浜のみなさん、こんばんは!」とジュンスの声が聞こえてきた。そして、ステージにジュンスの姿が現れるとファンが持つピンクのペンライトが激しく揺れ、1曲目に「Uncommitted」を披露。体が自然と揺れるような心地よいサウンドに、ジュンスもボディーウェーブしながら甘い歌声を届けた。
この日は、20周年を振り返るファンミーティングということで、MCの古家正亨を迎えてのトークコーナーがスタート。昼公演を終えてから撮影が入っていたため、ゆっくり休む時間がなかったというジュンス。しかし彼は、「1部で皆さんからエネルギーをもらったから大丈夫です! またみなさんのエネルギーをください」と力強く答え、夜公演への意気込みを見せた。また、古家がこの日のブルーのドレスコードに触れると、ジュンスは「海みたい。横浜に似合うんじゃないかなと思います」と客席を眺める。「この中で泳ぎたいんじゃないですか?」と古家に振られると「良いんじゃないですか」とクロールする動きを見せ、お茶目な姿でファンを笑顔にした。
横浜はジュンスにとってたくさんの思い出があるそうだ。彼は「グループの時、休みの時間があったら、横浜に来て観覧車に乗ったり、お化け屋敷に行ったり。中華街もめちゃ行ったりしてて、良い思い出がたくさん横浜に残っています。海が大好きで、海と賑やかな雰囲気の建物が一緒にある(海と都市が融合された街)が好きです」と語った。
20年間で変化のあるプロフィールを書き直していく「書き直すプロフィール」のコーナーでは、一番気に入っているヘアカラーについて、彼は「黒じゃなければ…。金髪のほうが多かったし、そっちが一番いいんじゃないかなって思います」とコメント。この日の髪色については、「今は、ちょっとピンク? ちらっとピンク?」と、センスあるネーミングでファンを笑わせ、「今日のために一昨日(ちらっとピンクに)しました」と話し、ファンを喜ばせた。8月22日に「Red Diamond」をリリースするため、曲名に合わせて赤にしたい気持ちもあったというジュンスだが、「レッドはちょっと(強いから)、ほかのスケジュールもあるし…。ちょうど中間くらいの、ちらっとピンクで勝負しました」と、髪色を選択。しかし、この日のドレスコードが青だったため、青でいっぱいの客席を見たジュンスは「でもいま考えてみたら、ブルーがもっと良かったんじゃないかな」と話すと、ファンから「確かに!」と声が挙がり、「ブルーも良いですね」と乗り気。9月3日の名古屋公演での髪色に対するファンの期待を膨らませた。
「両親」というキーワードでは、今でも敬語で話すという彼。ため口のような砕けた言い方をせずに、丁寧な言葉遣いをしているという彼は、幼少期もまったく手のかからない子供だったそうだ。彼は「両親の言葉をそのまま言いますね。『ジュンスは本当にまったく親に手をかけずに素直にすくすく育った。』本当です。僕が考えてもすごいなって思います。一回も反抗期がなかったです」と自画自賛していたが、客席にいた彼の両親にも古家が確認し、「その通りだ」と太鼓判を押した。
「XIAストーリー映像写真展」というコーナーでは、20年の足跡を振り返った。2007年の思い出については、韓国ではトップスターでありながらも日本ではアップルストアの階段で歌唱したり、コードが付いたマイクで「゛O゛-正・反・合」をあやとりをするように披露したりと苦労もした年でもあった。その中で2007年11月にTBSで放送されたソロステージの映像が流れると、ソロ活動について聞かれた彼は、「ずっと5人で分けて歌っていたので、一人だけで一曲を全部歌うのは慣れてなかった。一人で満足できるようにやらないとだめという緊張感がありました」と振り返った。その映像では、逆立ちをして精神統一し、背中の筋肉もばっちり映し出されたことから、筋トレについての話へ。彼は「(筋トレは)だいぶやらなかったですね。ダンベルが嫌で…。今も好きじゃない。走ったりするのは良いけど、鏡を見ながらするのはちょっと…」と意外な答え。しかし、「呪文~MIROTIC~」では男らしい姿を見せるために、「仕方なく」、「やらなきゃいけない雰囲気」で筋トレをしていたそうだ。その曲が終わってから筋トレはしていないと話すが、「ずっと踊っているし、コンディションが良かったら、(筋肉は)あります」と話し、ミュージカル俳優に必要なものについては、「体の中心、体感が重要だと思います。筋肉が必要になる役になったら、やるしかないなと思います(笑)。でも今までは(筋肉が)必要じゃなかったから。でも、ちょっと(筋トレしたら)すぐにつく。マッチョまではならないですけど…。今は隠しているだけで」と照れくさそうに顔を隠すジュンス。すると、ファンから「見たい!」「脱いで!」と声が挙がり、積極的なファンの声にジュンスも照れながら大爆笑していた。
続いて、2008年12月31日に出演したNHK「紅白歌合戦」の映像が流れた。これは韓国のグループとして初めて出演した番組。「日本でデビューしてからも紅白に出ることだけでもすごいことだと知っていたし、J-POPのアーティストとしてはそこに出ることがアーティストになった証拠だと言われていて、ずっと憧れていました。やっと紅白歌合戦に出ることが決まったとき、5人で嬉しすぎてお祝いした思い出が残っています」と感慨深く語った。「男のグループが番組に出ることもできない時期だったから、紅白歌合戦に出ることは奇跡。それ以来、良い番組に出られるようになりました」と振り返った。また、初めての東京ドーム公演では「ファンの皆さんでいっぱいにしてくれた客席を見た瞬間は本当に鳥肌が立ったし、今もその時を考えると鳥肌が立ちます。永遠に忘れられない思い出になっています」と話すと、その当時を見ているファンもこの日のイベントに多く参加していることを知ったジュンスは「ありがとうございます」と改めて感謝の気持ちを伝えた。
大きな苦労や困難を乗り越えてきた20年を振り返るトークを終えると、アコースティックライブの時間へ。キーボードとギタリストがスタンバイすると、繊細で叙情的なサウンドが響く中、「空と君のあいだに」と「奏」を披露。ジュンスの語るような歌声がファンの耳を優しく撫でた。
歌声をプレゼントしてからは、プレゼント抽選会が行われ、フォトカードやバッチなどのグッズと「さくらんぼ」で着ていた服などに加え、前日にゲームセンターで取ったミニアヒルもプレゼントすることに。アヒルは当選した人が座ったブロックの同じ列の人達にプレゼントすることになり、抽選ボックスに注がれるファンの眼差しも一番熱く、この日一番の盛り上がりを見せた。
プレゼントコーナーに続いて盛り上がったのは、「99秒ミッションリレー」。99秒間で5つのミッションをクリアすれば成功するというミッションで、しっかりと練習時間も設けてから臨むことに。ミッションは「輪投げを1つ入れる」、「黒ひげ危機一髪の黒ひげを飛ばさない様に5回連続で刺して成功させる」、「けん玉の皿に1回乗せる」、「ペットボトルを回して立てる」、「ピンポン玉をバウンドさせてゴールに入れる」というもの。練習では輪投げを一発で2回も成功させたが、本番ではなかなか入らずに苦戦。最後のピンポン玉がまったくゴールに入らず、99秒を過ぎてしまい失敗に終わると、頭を抱えて残念がるジュンス。ファンから「もう一回!」と声が挙がると、2回目の挑戦へ。ジュンスから「(ピンポン玉を)バウンドさせるのは難しい。転がせば入りますよ」とクレームが入り、転がしても良いことになると、2回目の挑戦ではピンポン玉を転がして30秒を残してミッションを成功! ジュンスは両手を挙げて、ジャンプして喜び、ファンもそんな彼の姿に笑顔で拍手を送っていた。
続いて、「ジュンスが知りたい」のコーナーでは会場にいるファンからの質問に答えるQ&Aの時間となった。「焼き鳥は塩とタレ、どちらが好きですか?」という質問には、「どっちも好きだけど…。一つを選ぶとしたらタレを選びます」と回答。「旅行に行くならどこに行きたい?」という質問には、「ヤシの木があればどこでも」と話し、沖縄にはゴルフをするために先月行ってきたというミニ情報も話し、ファンを驚かせていた。「ジュンスならどんなプロポーズの言葉を送る?」という質問には、「永遠に一緒にいこう」と真剣な眼差しを送りながらも、照れてステージを動き回るというカワイイ行動にファンも萌えキュン。最後に「ジュンスがかわいいのはなぜですか?」という質問に、「わからない」と言いながらも、ファンから「かわいい!」と声が挙がると、照れながらも両手を頬に添えてお花ポーズを見せ、ファンを大興奮させていた。
さまざまなコーナーを通して、楽しい時間を過ごしてきたファンミーティングもあっという間に終わりの時間。イベントを振り返り、彼は「やっぱりみなさんから力をもらえて嬉しいですし、またこれからも頑張っていけるような力でいっぱいになったと思います。ありがとうございます」と語り、最後は今回のファンミーティングのために日本語で準備してくれた「Yesterday」を披露。ピアノとギターの穏やかなサウンドに乗せて、「僕が言えることは 本心はたったひとつだけ 君と一緒に歩いていきたい 果てしない道を 手をつないで」と情感たっぷりに歌い、その歌声にファンはうっとり聴き入っていた。「ありがとうございました」と深くお辞儀をしてステージを後にすると、大きな拍手はそのままアンコールを求める手拍子へと変わる。
そして、その手拍子に応えるように再登場したジュンス。彼は「アンコールありがとうございます。今回のファンミーティングは今までとは違う、20年間を振り返る、懐かしい思い出を話す時間になっています。20年間、ずっといままで来ることができたのは奇跡だと思います。諦めたいという考えがいっぱいだった時期もあったんですけど、その度にもうちょっとがんばったら…、と希望を持っていたから今まで来ることができたんじゃないかなと思います。新しいアルバムやシングルを発売したくてもできなかったけど、毎回こうして皆さんが僕のステージを見に来てくれるし、心配事でいっぱいだったけど、毎回僕が悩んだり怖いという思う気持ちを皆さんが壊してくれました。毎回、感謝の気持ちを伝えているんですけど、いままでの20年間も感謝していますし、このあとの20年間も、40年間を振り返る時期が来たら嬉しいと思います。毎回、僕にやる気や希望、夢を見られるようにしてくれてありがとうございます」と、深くお辞儀をして感謝の気持ちをファンに伝えた。
そして、アンコール曲として歌ったのは、8月22日発売の「Red Diamond」。会場が赤の照明で染まる中、マイクスタンドに片手を添えてエモーショナルに歌うジュンス。「世界で一番きれいなダイヤモンド 傷ついてもずっと変わらない 降りしきる雨、風 すべて涙さえも 光を奪えないから」とファンへの想いが込められた歌詞に、ファンの心を震わせた。
約2時間半に渡って行われたイベントは、照れくさそうにするキュートな姿やファンに対する真摯な姿を見せ、ファンに寄り添っていく、ファンとの深い絆を感じることができるファンミーティングとなった。
デビュー20周年を記念したキム・ジュンスの新曲「Red Diamond」は8月22日(火)各種音源サイトを通してリリースされる。
■ KIMJUNSU New Single Album 「Red Diamond」 2023.08.22リリース
Red Diamond (Korean Ver.)
Red Diamond (Japanese ver.)
Red Diamond (Inst.)
Copyrights(C)wowkorea.jp 5