韓国の合同参謀本部はこの日午前3時57分頃、担当記者団のメール通知を通じて「北朝鮮が南側方向に『宇宙発射体』を発射した」と明らかにした。初期に把握された発射方向が従来の弾道ミサイルとは異なり、衛星発射体と推定されるということだ。
合同参謀本部は追加公示で「韓国軍は今日午前3時50分頃、北朝鮮平安北道東倉里(ピョンアンプクト・トンチャンリ)一帯から南側方向に発射され、離於島(イオド)西側の公海上空を通過した『宇宙発射体』1発を捕捉した」とし「韓国軍は警戒態勢の中で、米国と緊密に協力しながら万全の態勢を維持している」と明らかにした。
特に合同参謀本部は「韓国軍は『宇宙発射体』の発射兆候を事前に認識し、対応態勢を整えていた」とし「発射時に直ちに捕捉して持続追跡・監視したところ、失敗と評価する」と伝えた。
軍当局は「今回の『宇宙発射体』の発射は弾道ミサイル技術を活用したいかなる発射も禁止している国連安保理決議に明確に違反したもの」と糾弾した。
そして「韓国軍は確固たる連合防衛態勢の下で進行中のUFS演習と訓練を強力に持続し、北朝鮮のいかなる挑発にも確固たる態勢を維持していく」と明らかにした。
北朝鮮はこれに先立ち、24日0時から31日0時の間に人工衛星を打ち上げると通知した。人工衛星の打ち上げによる危険水域は、北朝鮮南西側の黄海海上2か所とフィリピン東方太平洋海上1か所だとした。
北朝鮮は1回目の打ち上げ当時も、5月31日0時から6月11日0時の間に偵察衛星を打ち上げると通知した後、予告期間初日に平安北道鉄山郡東倉里の発射場で軍事偵察衛星「万里景1号」を載せたロケット「千里馬1型」を発射した。今回も予告期間初日に発射を断行した。
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