北朝鮮人権団体の代表らと面会した朴長官(前列左から3人目、外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮人権団体の代表らと面会した朴長官(前列左から3人目、外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は25日、国内の北朝鮮人権団体の代表らとソウルの同部庁舎で面会し、海外にいる脱北者の北朝鮮への強制送還に反対する政府の立場を改めて表明した。

 面会には「統一準備国民フォーラム」など複数の北朝鮮人権団体の代表10人が出席。新型コロナウイルス対策で国境を封鎖していた北朝鮮と中国との本格的な往来再開が迫る中、中国内の脱北者が強制送還される可能性を指摘し、送還を防ぐ外交努力を求めた。

 朴長官は脱北者が意思に反して強制送還されてはならないとの政府の立場を関係国との協議で伝えていると説明。韓国行きを希望する脱北者については全員受け入れるとの原則の下、外交努力を傾けていると強調した。

 外交部は「海外にいる脱北者の安全を確保し、希望する場所に行けるよう関係国と積極的に協議を続けていく」としている。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40