「シャワーから電気を感じる」 放置し宿泊客が感電=韓国
「シャワーから電気を感じる」 放置し宿泊客が感電=韓国
宿泊客から「シャワーから電気を感じる」と言われても電線に絶縁テープを巻いただけで放置し、結局宿泊客に感電火傷を負わせたペンション事業主に禁固刑の執行猶予が宣告された。

 29日法曹界によると、韓国仁川地方裁判所刑事10単独は業務上過失致傷の疑いで起訴された某ペンション事業主A氏(60)に禁錮6ヵ月、執行猶予2年を言い渡したと発表した。

 公訴事実によると、2020年4月からペンションを運営していたA氏は、昨年に入って客室トイレの電気温水器の電源コードが老朽化しているという事実を知っていた。それでも電源配線を切断して新しい電源コードを連結し、接続部位は絶縁テープだけを巻いて放置していたという。

 同年2月、ある宿泊客が「シャワーから電気を感じる」と言ったが、この話を聞いても何の措置も取らず、結局2月6日午後9時30分ごろ、ある客室のトイレを利用していた宿泊客B氏(32)が外部に出ていた電線に触れて感電し、8週間の治療が必要な火傷を負った。A氏は裁判に付された。

 裁判所は「注意義務違反の程度と被害者の傷害程度に照らして罪責が軽くない」とし「ただし事故直後から被害者の救護と被害回復のために真剣な努力を傾けてきたものと見られ、被害者に治療費1800万ウォン、示談金1100万ウォンを支給して合意した点などを考慮して刑を決めた」と説明した。
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