済州島を訪れた観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
済州島を訪れた観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
【済州聯合ニュース】新型コロナウイルス感染症がパンデミック(世界的大流行)からエンデミック(一定期間で繰り返される流行)に移行した後、海外旅行に行く人が急増した影響で今夏の繁忙期に韓国南部・済州島を訪れた韓国人観光客が減少したことが4日、分かった。

 済州特別自治道観光協会によると、7~8月に済州島を訪れた韓国人・外国人観光客は230万8261人(暫定集計)で前年同期の254万4940人(確定値)に比べ9.3%減少した。このうち、韓国人観光客は213万3857人で同15.7%減少した。

 済州島の観光客減少は4月から5カ月連続。海外旅行の急増に伴う韓国人の済州旅行の需要減少が最大の要因とみられる。エンデミックに移行後、国内から海外に観光客を送り出すアウトバウンドに比べ、海外から観光客を呼び込むインバウンドの回復が遅れている。

 済州島を行政区域に持つ済州特別自治道は中国人の訪韓団体旅行再開を受け、中国現地で済州観光説明会を開くなど、団体旅行客誘致に乗り出した。

 また、不親切なイメージを改善するためキャンペーンを実施し、ほかの都市と差別化された観光商品を開発するなど、韓国人向けの観光活性化対策も取っている。


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