専用列車で11日にウラジオストク駅に到着し、リムジンに乗り換え、会議が開かれる極東連邦大に向かう日程で準備が進められているという。
現地関係者は「金正恩氏の到着が午前なのか午後なのかは分からず、状況により日程が変更される可能性があると聞いた」と話した。
東方経済フォーラムは10~13日の日程で開かれ、ロシア政府はプーチン大統領が12日の本会議に参加する予定と発表している。そのため特別な事情が生じない限り、金氏とプーチン氏による首脳会談は12日に開かれる見通しだ。
北朝鮮側先発隊の現地入りは確認されていないものの、金氏の訪問が2回目で移動経路も同じであるため、事前の点検事項が少なく、先発隊が直前に到着しても問題ないとの見方が出ている。
金氏は約4年4カ月前の2019年4月24日に、最高指導者就任後初めてウラジオストクを訪問。プーチン大統領との首脳会談など3日間の日程を消化し、北朝鮮に戻った。
当時も金氏は専用列車でウラジオストク入りし、リムジンに乗り換え、極東連邦大に向かった。
前回も今回と同様に、直前まで会談の場所や時間、議題などについての情報は不透明なままだった。
金氏のロシア訪問が迫っているためか、8日午後、ウラジオストク駅では普段とは異なる形で清掃が行われる様子が確認された。
同氏の訪ロを巡っては、米紙ニューヨーク・タイムズが先ごろ、米政府当局者の話として、金氏が今月中のロシア訪問を検討しており、ウラジオストクでプーチン氏と首脳会談を開き、兵器の取引などについて協議する可能性があると報じた。
ただロシア側は金氏の訪問について口を閉ざしている。
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