同通信は、軍事パレードに中国の劉国中副首相を団長とする中国代表団、ロシアの軍楽団、北朝鮮駐在の中国、ロシアの外交代表が招かれたと伝えた。
最近の北朝鮮とロシアの緊密な雰囲気を考慮すると、ロシアが軍楽団だけを派遣したのは異例。5年前の建国70年のときはロシア代表団が訪朝していた。これに関連し、両国が首脳外交を控えているためではないかとの見方もある。ロシア極東ウラジオストクで10~13日に開催される国際会議「東方経済フォーラム」に合わせ、金正恩氏がロシアのプーチン大統領と会談する可能性があるとの報道も出ている。
パレードには正規軍ではなく民間防衛組織の労農赤衛軍が参加した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)をはじめとする戦略兵器は登場しなかったようだ。
北朝鮮の軍事パレード実施は、朝鮮人民軍の正規軍創設を祝う「建軍節」(2月8日)、「戦勝節」と呼ぶ朝鮮戦争休戦協定締結日(7月27日)に続き今年3回目。経済難が続く中、パレードを通じて内部の結束を図る意図があるとみられる。
一方、平壌では8日に建国75周年中央報告大会も開かれ、金正恩氏も出席した。
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