記者会見で発言する国務調整室の朴第1次長(中央)=15日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見で発言する国務調整室の朴第1次長(中央)=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国務調整室の朴購然(パク・グヨン)第1次長は15日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出プロセスを点検するための専門家を来週現地に派遣すると発表した。14日に開いた国際原子力機関(IAEA)とのテレビ会議で決まったという。

 韓国の専門家派遣は2回目となる。政府によると、先月下旬の放出開始に合わせて福島第1原発内のIAEA事務所に派遣された韓国原子力安全技術院(KINS)所属の専門家は、今月8日まで現地に滞在し、IAEAと会議を重ねた。

 IAEAはテレビ会議で、東電が汚染水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を当初の計画に比べてかなり低く維持しており、これまでのところ予想外の状況は起きていないと評価したという。


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