同通信によると、コズロフ氏はテレグラムのアカウントで、空の便の必要性に言及しながら「ロシア運輸省の職員は航空機運航が再開されるよう努力を尽くした。近いうちに(定期便運航が)完全に実現するだろう」と述べた。
平壌―ウラジオストク線は北朝鮮とロシア間の唯一の航空路線で、北朝鮮の高麗航空が週2往復で運航していたが、北朝鮮は2020年2月、新型コロナウイルス対策として運航を休止した。
それから3年半後の先月、高麗航空はロシアに旅客機を2回飛ばした。これは観光客輸送ではなく、北朝鮮の国境封鎖によりロシアから戻れずにいた北朝鮮住民を帰還させる目的だったとされる。
コズロフ氏はまた、金正恩氏のロシア訪問を機に、ロシアの北朝鮮留学生受け入れ拡大や文化交流の活性化などに対しても意見が交わされたと伝えた。ロシアに留学中の北朝鮮学生は100人以上で、このうち約40人がウラジオストク沖のルースキー島にある極東連邦大に在籍中だ。金正恩氏は帰国直前の17日に同大を訪れ、北朝鮮留学生を激励している。
北朝鮮とロシアは今回の首脳会談で取り上げられた交流・協力策を体系的に議論するため、11月に北朝鮮で政府間委員会を開く予定だ。
金正恩氏のロシア訪問は19年4月以来、約4年5カ月ぶりだった。専用列車で今月12日にロシア極東に到着し、17日まで滞在した。ボストーチヌイ宇宙基地でロシアのプーチン大統領と会談したほか、戦闘機生産工場の視察やロシア海軍太平洋艦隊の訪問など、主に軍事分野協力を模索する日程をこなした。
首脳会談の詳しい内容は明かされていない。西側は、北朝鮮がロシアから人工衛星などに関する先端技術の移転を受ける見返りに、ロシアに武器を提供することを話し合ったとみている。
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