昨年の外国人季節労働者「無断離脱」が1000人を超えた=韓国
昨年の外国人季節労働者「無断離脱」が1000人を超えた=韓国
韓国では、農村地域の外国人季節労働者たちのうち、作業地を無断で離脱した労働者が昨年1000人を超えたことがわかった。

韓国国会・農林畜産食品海洋水産委員会所属のチェ・チュンシク与党“国民の力”議員が、法務部(省)から入手した資料によると、2018年からことしの7月まで農村地域の外国人季節労働者のうち計1818人が作業地から無断で離脱した。

離脱した人数を年度別にみると、2018年は100人と2019年は57人であったのが、2021年は316人と2022年には1151人に急増した。2020年は新型コロナウイルス感染症事態により、外国人季節労働者の入国はなかった。

特に昨年の離脱人数が1000人台へと増加したのは、季節労働者の導入人数が計1万9718人となり、2018年の計2824人に比べ7倍も増えたためである。

チェ議員は「外国人季節労働者の導入人数は大きく増加したが、季節労働者の人員管理は基礎自治団体が担っているため管理に限界がある」と指摘した。このため、法務部と農林畜産食品部(省)は昨年9月「季節労働者の維持管理業務の全般を代行する専門機関を指定する」と発表したが、1年以上「検討中」の状況が続いている。

チェ議員は「外国人季節労働者が無断離脱すれば追跡は困難で、農村の人材不足問題が深刻化することから、離脱防止対策づくりが急がれる」とし「政府は季節労働者の人員管理を地方自治体にだけ任せるのではなく、専門機関を指定して国家次元の人員管理が実施されるようにしなければならない」と語った。

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