韓国外交部(外務省)のチャン・ホジン(張虎鎮)第1次官と日本外務省の岡野正敬事務次官は5日の午前、ソウルの外交部庁舎で第14回日韓次官戦略対話を開いた。
韓国外交部によると、双方は2時間を超える会議で両国関係や各国の懸案など幅広い分野で意見を交換し、両国関係改善の流れを続けていくことに合意した。具体的には北核や露朝の動向などの北朝鮮問題をはじめ、インド太平洋戦略・構想やウクライナ情勢などについても深く対話した。また、北朝鮮の核・ミサイル挑発を強く糾弾し、日米韓の緊密な協力を基に国際社会の断固かつ団結した対応を続けていくことで意見が一致した。
さらに、日韓・日米韓の協力を強化する必要性についても共感し、3か国協力の勢いを強化し続けていくことにした。
一方、双方は日中韓3か国政府間の協力活性化のためにも力を合わせることにした。3か国外交当局は先月26日に高位級会議(SOM)を開き、来月には韓国プサン(釜山)で3か国外相会議を開催する方向で意見を交わしている。
チャン次官は、今回の次官戦略対話について「韓日関係改善の流れが強固になっているこの時、未来志向的な両国関係発展のため勢いをさらに加えることができた」と評価した。
岡野次官も「両国は、両者関係および多様な国際社会の課題に対しパートナーとして協力していくべき重要な隣国である、今回の機会を通じて外交当局間の幅広い協議を行なうことができた」と評価した。
また岡野次官は戦略対話につづき、パク・チン(朴振)外相とも約20分間対面した。
韓国外交部は「パク外相もまた、日韓外交当局間の緊密な協力の必要性を強調し、岡野次官への期待を示した」と伝えた。
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