京畿道消防災難本部によると、同資料館には1910年に製作された韓国最古となる木材のポンプのような設備、水銃器をはじめとした各種消防設備と、1947年のスウォン(水原)消防署の開署当時に発令された人事関連などの記録物、過去の消防士の制服、韓国の想像上の動物、ヘテ像など同本部が発掘した消防関連の遺物119点が展示されている。
とくに丘陵地帯のムンギョン(聞慶)セジェにある「山火事操心(注意)」の標石(キョンサンブクド=慶尚北道文化財資料第226号)や、ブタの膀胱で作った古代の消火器、モーターサイレンの音体験設備など、これまで他では見られなかった消防関連の資料を多く展示している。
同本部は来館者に、消防関連の遺物を通じて災害を克服してきた歴史を、臨場感あふれる展示で感じてもらい、安全に関する関心を高めてもらえるよう、毎年上半期に消防関連の遺物の写生大会や消防科学関連のコンテストを行う計画だ。
チョ・ソンホ京畿道消防災難本部長は「消防関連の遺物は大事な文化遺産であり、そのなかに込められた物語は現在の消防隊員および有志の消防団はもちろん、一般の人たちにも非常に重要な精神的な財産となる」と話した。
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