尹錫悦大統領「米韓同盟を土台に、北朝鮮の核ミサイルの脅威に断固として対応」＝韓国

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は12日、「韓国政府は堅固な米韓同盟を土台に、より露骨になっている北朝鮮の挑発と核ミサイルの脅威に断固として対応する」と明らかにした。

尹大統領はこの日の午後、ソウル市ヨンサン（龍山）区の戦争記念館平和広場で開かれた第73周年チャンジンホ（長津湖）戦闘記念式で「日米韓の安保協力を強化して友好国とも緊密に連携し、全世界の自由、平和、繁栄に貢献していく」とこのように述べた。

尹大統領は「長津湖戦闘は米海兵第1師団が主軸となった国連軍3万人と12万人の中国共産軍の間で行われた熾烈（しれつ）な戦闘だった。この戦闘を通じて中国共産軍の南下を阻止することができた」と明らかにした。

続いて「国連軍約1万7000人、中国共産軍約4万8000人の死傷者を出したことからもその戦闘の激しさが分かる。氷点下40度を超える寒さと険しい地形、幾重にも重なった敵の包囲網を突破した歴史上最も成功した作戦だった」と述べた。

さらに「長津湖戦闘を通じて中国共産軍の南下を抑制し、いわゆるホンナム（興南）撤収作戦の成功を成し遂げた。そうして興南地域の民間人約10万人が自由大韓の胸に抱かれることができた」と説明した。

尹大統領は「大韓民国を絶体絶命の危機から救ったナクトンガン（洛東江）戦闘、6・25朝鮮戦争の戦況を一気に逆転させたインチョン（仁川）上陸作戦、中国共産軍の大規模攻勢を阻止した長津湖戦闘など、朝鮮戦争により血で結ばれた米韓同盟はこの70年間、世界で最も成功した同盟へと発展しており、今の米韓同盟はこれまで以上に強力だ」と強調した。

尹大統領は「大韓民国政府と国民は長津湖戦闘の英雄の尊い犠牲を決して忘れてはならない。また、忘れない」と付け加えた。