ソウルADEXで曲芸飛行を披露する韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」=22日、城南(聯合ニュース)
ソウルADEXで曲芸飛行を披露する韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」=22日、城南(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大の航空宇宙・防衛産業展示会「ソウルADEX2023」は22日、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で盛況のうちに閉会した。ソウルADEX共同運営本部によると、17日からの6日間の会期中に計294億ドル(約4兆4080億円)相当の受注商談が行われ、このうち実際の契約額は60億ドルを超えた。前回2021年の商談規模(230億ウォン)を上回り、契約額(1億2800万ドル)も大きく伸びた。

 共同運営本部は23日、「韓国の防衛産業製品の認知度と信頼度が高まったおかげ」とし、「ソウルADEXが総合防衛産業貿易展示会として順機能を果たしつつある」と評価した。

 ソウルADEXは隔年で開催される。参加企業は21年の28カ国・地域の440社から、今年は35カ国・地域の550社に増えた。

 また55カ国・地域から兵器調達事業の決定権を持つ114人が訪れた。韓国製の中高度無人機や韓国初の国産超音速戦闘機KF21(通称「ポラメ=若鷹」)、戦車K2改良型、多連装ロケット砲の天舞などに関心を示した。

 共同運営本部は企業と政府間の取引(B2G)で856件、企業間取引(B2B)で1086件の商談を設定した。

 今年のソウルADEXは核兵器の搭載が可能な米軍の戦略爆撃機B52ストラトフォートレスが開会式の祝賀飛行に参加し、KF21が初めて一般公開されたことでも話題を集めた。6日間の来場者数は22万人に上った。

 共同運営本部によると、過去最大規模で開催される中でも事故は一件も起きなかった。混雑による不便などについては次回の開催までに十分に対策を講じると説明した。


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