尹院内代表はきょう午前、国会で開かれた国政監査対策会議で、「最近の選挙で表れた民心を謙虚に受け止めながら、民生のための与野党協治への転換を模索するわが党としては、李代表と民主党の強硬な発言に失望を禁じ得ない」と述べた。
尹院内代表は民主党のある最高委員が与野党代表会談を「時間の浪費」と表現したことについて、「『与党パッシング』を露骨に示した」とし、「内閣総辞職を主張し与党代表との話し合いを無意味なものとけなすことは政争のための挑戦状であり、協治のための招待状ではない」と指摘した。
特に、李代表が要求した内閣総辞職について尹院内代表は、「李代表が断食期間中ずっと主張していた事案としてこれを繰り返すことは、李代表が依然として防弾闘争基調を捨てていないという話に聞こえる」とし、「経済と安保状況が厳しい時期に政府の麻痺(まひ)をもたらす内閣総辞職を主張することは、民生の困難を共に切り抜けようという態度ではなく、対政府攻勢で政治的利得だけを得ようという態度」と述べた。
また、「政府予算案を全面再検討しろという要求も、世界の経済専門機関が一斉に韓国の負債増加速度を懸念し健全な財政を維持すべきと助言しているのに、民主党が主張する財政拡大を政府が受け入れられるだろうか」とし、「いくら民生が苦しくても、懸命な国民は政府が国家経済の未来を脅かす水準まで負債を出して金をばらまくことを望んではいないだろう」と主張した。
尹院内代表は、「協治というものは、異なる考えを認め対話を通じその差を縮めていくという相手に対する尊重が前提となるべきだが、きのうの民主党指導部の雰囲気は期待とは異なった」とし、「政府と与党に対する民主党の闘争一辺倒が続くならば、予算政局でも対立が避けられないだろう」と懸念した。
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