軍事偵察衛星の打ち上げを巡っては、ロシアが北朝鮮に技術移転を行う可能性が懸念されている=(聯合ニュースTV)
軍事偵察衛星の打ち上げを巡っては、ロシアが北朝鮮に技術移転を行う可能性が懸念されている=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は31日、国防部の定例記者会見で、北朝鮮が今月中に実施すると予告した軍事偵察衛星の3回目の打ち上げについて、「発射動向や準備事項を追跡しているが、時期を予断するのは難しい」と述べた。

 イ氏は、北朝鮮がロシアからの技術移転を受け入れるための準備が長引いているのではないかとの質問に対し、韓国の関係当局が確認していると答えたが、詳細については触れなかった。

 韓国軍の関係者は「2回目の偵察衛星打ち上げ過程で発生した問題がロシアの支援で比較的簡単に解決できるなら来月にも3回目の打ち上げが可能だが、ロシアから多くの技術支援が必要な状況なら3回目の打ち上げはさらに遅れる可能性がある」と説明した。

 北朝鮮は8月24日の2回目の打ち上げ失敗後、国家宇宙開発局が原因を究明し10月に3回目の打ち上げを行うと明らかにしていた。

 しかし、10月も末日を迎えたことから、このような予告は実現には至らないとみられる。

 北朝鮮は5月と8月の打ち上げの際、世界航行警報業務(WWNWS)の区域調整国である日本に衛星打ち上げ計画を事前通告した。


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