米国の核開発の中核を担うロスアラモス国立研究所の所長を務めたヘッカー氏は2010年11月、北朝鮮当局の招きを受けて寧辺のウラン濃縮施設を訪問するなど、米国における北朝鮮核問題の専門家とされる。
同氏は北朝鮮とロシアが接近している状況が深刻だと指摘し、懸念を示した。記者会見後に行った講演では「北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻を支援したという話があり、これは非常に悪いニュースだ」と強調した。
また「ロシアが北朝鮮支援の対価として何を与えているのか憂慮される」とし、北朝鮮が核兵器を単独で加速度的に増やすのは難しいが、ロシアが支援すれば話は変わると指摘。「5年前、2年前まではこのような心配はしなかった」とし「きょうこのような憂慮を提起するのはロシアが責任ある核保有国ではなくなったため」と述べた。
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