アメリカ、ヨーロッパ、シンガポールなどから15人の海外講演者と22人の国内講演者が参加し、全世界のデジタル証券事業者が一堂に会するカンファレンスは今回が初めて。「コインの次は『STO』だ。実際、デジタル証券投資に関心のある人のためのイベントは初めてだ」と主催側は紹介した。
開会式に出席した韓国取引所のソン・ビョンドゥ理事長は「取引所は新種証券市場インフラ構築のために努力している。これを通じて不動産、著作権、美術品のようにこれまで定型化が難しく上場できなかった商品も証券化され、取引できるようになる」と説明。
また、ソン理事長は「STO事業が成長軌道に乗れるよう友好的な環境を作ることが何より重要だ。金融当局もデジタル金融革新のために先制的に法規体系を整備することに努めている」と述べた。
午前に開かれた行事で講演者たちの講演が終わると同時に参加者たちから質問があふれた。参加者たちは各国で異なるSTO規制による管理方法、新しい投資商品に対する評価案などについて尋ねた。特に、INXのBob Ejodame副社長は演説後、参加者からの質問が殺到し、関心を実感した。
午後にはデジタル証券を分析して活用できる方案に対する国内外専門家たちの討論と講演が続いた。STOスタートアップコンテスト優秀企業の「ビジネスモデル発表」も聞くことができた。企業関係者と投資家はスピーチの間に設けられたブレイクタイムを活用して積極的に意見を交わした。
様々なブースも設けられていたが、特にプログラムを試演しているブースの参加度が高かった。EQBRのチョン・ジェゴン最高事業責任者(CBO)は「EQBRはSTOプラットフォームを開発するブロックチェーン技術ソリューション提供業者だ。STOが現実に近づけるようプラットフォームを作って提供しようとサービスを準備している」と紹介。
続けて「各国の投資家の規制や悩みがそれぞれ異なるが、プラットフォームであるだけに架け橋の役割ができそうだ。アメリカ、シンガポールなど各地から来た企業に会えて良かった」と感想を述べた。
イベントは今週土曜日(11日)まで開催され、STOの多様な分野を議論していく予定になっている。
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