大統領室は12日、「尹大統領は16日午後(以下、現地時間)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる週に、米サンフランシスコで開催されるインド太平洋経済フレームワーク(IPEF)首脳会議に出席する予定だ」と明らかにした。尹大統領はAPEC首脳会議に出席するため、15日から3泊4日の日程でサンフランシスコを訪問する。
IPEFは、米バイデン政権の主導により2022年5月に発足した経済協力体だ。日米韓をはじめオーストラリアやインド・タイなど14カ国が参加している。米国を中心にアジア・環太平洋の国家が共同で世界供給危機に備えることがその目的だ。
大統領室は「米国、日本、オーストラリア、シンガポールなど14ヵ国が参加する今回のIPEF首脳会議では、これまでの交渉の成果を確認し、これからの具体的な協力計画について議論する予定」と説明している。
尹大統領は翌日の17日には米スタンフォード大学を訪れ、岸田首相と会談する。大統領室によると、両首脳は日韓および日米韓の先端技術分野の協力をテーマにした座談会に出席する。日本の現地メディアなどによると、両首脳は座談会とは別に首脳会談も開き、北朝鮮の核・ミサイル問題など安保問題などについて話し合う可能性もある。
世界的に経済・安保危機が深刻化している中で、尹大統領はこれまで多国間会議など国際行事に出席するたびに日米韓の協力の必要性を強く主張してきた。今回のAPEC首脳会議期間中、多数の2国間会談やスケジュールを消化する中、日米韓の連携強化にも力を入れたい考えだ。
一方で、今回のAPEC首脳会議には中国の習近平国家主席も出席するため、米国で中韓首脳会談が開催されるかどうかにも関心が集まっている。THAADミサイルの配備以降関係が冷え込んでいる両国は、北朝鮮の非核化や経済協力などのためにも関係回復が必要な状況だ。
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