韓国法務部(部は省に相当)は23日、このような内容を骨子とする「入院収容者の逃走事故と関連した措置事項」を発表した。ハン・ドンフン(韓東勲)法務部長官は7日、「逃走経緯および事後措置の適正性まで厳重に調査しており、その過程で表れた再発防止措置も講じている」と明らかにした。
まず外部病院で診療および入院する収容者に対し電子足輪の着用を義務化する。当時、キム容疑者は4日に逃走した後、髪型を変えてソウル・キョンギ(京畿)などを約63時間にわたり逃走した。矯正当局および捜査当局はキム容疑者の所在把握に苦戦した。これを受け法務部は外部病院を利用する収容者の位置をすぐに追跡できる電子装置の着用を義務化し、収容者の逃走意思自体を遮断する計画だ。
入院する収容者の逃走を防ぐため病室内にウェブカメラを設置し、現場の勤務者とともに矯正施設の状況室勤務者が同時に監視する複数監視体系を構築する。また、矯正機関が常時利用する外部病院に指定病室を確保しドアの施錠装置を強化するなど、逃走防止施設を補完する予定だ。
法務部は当時、キム容疑者の警護をおろそかにし適切な事後措置を取らなかった担当職員4人に対する重懲戒を要求した。当時、担当職員らは逃走後1時間が経過してから通報したことで物議を醸した。
また、拘置所長および主な幹部に対する懲戒要求および人事措置も行われるものとみられる。法務部関係者は、「拘置所長などに対しては監督責任を問い懲戒を要求し、27日付けで人事措置を断行する予定」と説明した。
法務部関係者は、「外部病院の勤務体系に対する全般的な点検を通じ逃走事故の再発防止対策を講じた」とし、「今後は厳正な収容管理を通じ類似事件が発生しないよう最善の努力を尽くす」と強調した。
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