【ワシントン27日聯合】北朝鮮は2006年に発射実験を行った大陸間弾道ミサイル「テポドン2号」と、イランに輸出したとされる中距離弾道ミサイルを改造した新たな中距離弾道ミサイルの開発を続けていると伝えられた。
 米国防情報局(DIA)のメイプルズ局長が27日、米上院軍事委員会聴聞会に出席し述べたもので、北朝鮮軍は訓練と装備が不足しているが、強力な火力の大砲と移動式弾道ミサイルを維持していると指摘した。テポドン2号は米国本土を攻撃することも可能で、北朝鮮は2006年7月4日に初めて発射実験を行ったが、完全な成功はしていない。

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 またメイプルズ局長は、北朝鮮は寧辺の核原子炉で抽出したプルトニウムから数個の核兵器を作り、保管している可能性があるとも指摘している。北朝鮮が完全な核開発計画を放棄する場合、どのような条件を持ち出すかは分からないとしている。

 一方、マコネル米国家情報長官は同日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が6カ国協議合意に従い完全な非核化の約束を履行するかは確実でないとの見通しを示した。当初合意していた核開発計画の申告期限、昨年12月31日を過ぎたことに関連し、「北朝鮮はウラン濃縮プログラムと核拡散活動を否認しているが、われわれ(米国情報機関)は北朝鮮がどちらにも関与しているものと信じている」と主張している。

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