韓国　きょうのニュース（１２月５日）

◇家事労働の価値はＧＤＰの４分１相当　女性が男性の２．６倍

　統計庁所属の統計開発院の分析によると、２０１９年の生活時間調査を基に国内の家事労働の価値を金額換算したところ、４９０兆９０００億ウォン（約５４兆９２００億ウォン）に上った。国内総生産（ＧＤＰ）の２５．５％に相当する。家事労働の生産価値をみると、女性が３５６兆ウォンを担い、男性（１３４兆９０００億ウォン）の２．６倍だった。

◇尹大統領「企業を積極支援」　規制打破も言明

　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領はソウル市内で開かれた「貿易の日」の記念式典で演説し、「輸出の振興がすなわち国民生活（の向上）」としながら「企業人がより広い舞台で思う存分に活躍できるよう政府がしっかり後押しする」と述べた。企業関係者の能力とチャレンジ精神があれば、現在の世界６位の輸出大国からさらに飛躍することも可能だとし、対外依存度が世界で最も高い韓国としては、海外を飛び回り輸出が再び底力を発揮してこそ危機を突破し、良質の雇用も創出できると強調。自由貿易協定（ＦＴＡ）の拡大や規制改革などに取り組む考えを明らかにした。

◇李明博元大統領がベトナム訪問　韓国企業への支援を要請

　李明博（イ・ミョンバク）元大統領が１～４日にベトナムを訪問した。李明博財団によると、李氏はタイビン省の経済関連行事でのあいさつで「『どこに投資すれば利益を多く生み出せるのか』という企業人の考えをよく理解する国が多くの投資を誘致できる」と述べた。同氏は特にベトナム政府と共産党に対し「（韓国企業と）対話し、問題点を迅速に解消してほしい」と呼び掛け、韓国企業への「常に最高の条件と最大限の支援」を要請した。