自殺を考えた青少年2年連続増加...中2が最も多い=韓国
自殺を考えた青少年2年連続増加...中2が最も多い=韓国
自殺することを考えた経験のある青少年の割合が、この2年間で上昇反転したことが分かった。男子生徒よりは女子生徒が、学年別では中学2年生がそのように考えている割合が高かった。

韓国疾病管理庁によれば10日、全国の中・高校生5万人余りを対象に健康状態を調査した結果、最近1年間において深刻に自殺を考えたことがある生徒は全体の14.3%に及ぶことが調査で分かった。特に、女子生徒(17.9%)は10人中2人近くが自殺を考え、男子生徒(10.9%)より問題が深刻だった。

この割合は調査が始まった2005年から3年間で20%を越え、2008年には10%台に下落して、その後はおおむね下落傾向に転じていた。2020年には10.9%となり過去最低値を記録したが、翌年から毎年増加している。

学年別に見ると、男女をひっくるめると、中学2年生の自殺を考える割合が15.8%と最も高かった。自殺を考える割合が高まるにつれ、同期間における計画率や試みを持つ割合も毎年上昇し、昨年はそれぞれ4.5%と2.6%を記録した。

生徒たちのストレス認知度は、昨年に41.3%であることが集計された。ストレス認知度は普段からストレスを「非常に多く」または「多く」感じている人の割合で、生徒10人のうち4人が深刻なストレスに悩まされていることになる。

一方、政府は5日、生徒たちを含む全国民の精神健康問題を解決するために精神健康政策革新案を発表した。小中高校生に対しては心の健康問題を早期に発見し、相談を支援する体系を強化することにした。特に、自殺・自害の試み、憂うつ・不安などの精神健康危機の青少年を対象にした生活密着型カウンセラーを増やして、専門性も強化する方針だ。青少年相談福祉センター所属の生活密着型カウンセラーは現在1398人が活動中だ。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99