21日ソウル中央地検犯罪収益還収部は、慶南銀行投資金融部長のイ某容疑者(51)が自身の管理していた不動産プロジェクトファイナンス(PF)の貸出と関連した資金1652億ウォン(約180億円)を横領した事実を確認し、ソウル中央地検裁判部に公訴状の変更許可を申請したと明らかにした。
検察がことし9月にイ容疑者を特定経済犯罪加重処罰法上の横領などの容疑で拘束起訴した当時、公訴状に記載した横領額は1437億ウォン(約157億円)で、今回追加で確認した金額を合わせると横領額は3089億ウォンに達する。
検察によると、イ容疑者は韓国投資証券の社員であるファン某容疑者(52・拘束起訴)と共謀し、2014年11月から昨年7月まで出金伝票などを20回にわたり偽造・行使する方法で会社の金2286億ウォン(約250億円)をペーパーカンパニーなどの口座に送った後、これを使用した。
イ容疑者と家族は14年間で83億ウォン(約9億円)相当の不動産や高価なブランド品を購入するなど、月平均7000万ウォン(約700万円)を超える金を使用していたと検察は説明した。
検察は犯行に加担したイ容疑者の家族、マネーロンダリング業者などの8人も摘発し裁判にかけた。
マネーロンダリングで処罰された前歴があるイ容疑者の実兄A容疑者は、計44億ウォン(約4億円)を現金化するのを手助けし、イ容疑者がゴールドバーなど57億ウォン(約6億円)相当の犯罪収益を隠したオフィステル(住居兼用オフィス)の保証金と家賃を納付し管理を行っていたと調査された。
イ容疑者の妻も捜査が始まるとイ容疑者が横領した資金を別の口座に移し、現金で引き出したり小切手に変えてキムチ容器のキムチの間に隠したと検察は明らかにした。
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