労働新聞によると、金正恩氏は2日目の会議で「2024年度の闘争方向に対する強力な結論」を出した。米国側が北朝鮮との対決を企てていることで政治軍事的に厳しさを増す朝鮮半島情勢を分析した上で「人民軍隊と軍需工業部門、核武器部門、民防衛部門が戦争準備の完成に一層拍車をかけることに対する戦闘的な課業(課題)」を提示したという。「戦闘的な課業」の内容は報じられていない。
また、金正恩氏が「反帝自主的な国々との戦略的協調関係を拡大発展させ、国際的規模で反帝共同行動、共同闘争を果敢に展開しようとするわが党の自主的な原則」を明らかにしたとも伝えた。これはウクライナ侵攻を機に緊密な関係にあるロシアをはじめとする「反米」国との戦略的な連携強化を指すようだ。
労働新聞が「(金正恩氏が)対外、対南事業部門の事業の方向も示した」と伝えたことから、来年度の米朝、南北関係の原則も総会で取り上げられたとみられる。
年末の党中央委員会総会は26日に始まった。通常は4~6日間開催し、軍事・国防、対外、経済、社会など各分野の政策の青写真が金正恩氏の「新年の辞」を兼ねて来年1月1日に報じられる。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40