継母の遺体が入った容器を転がす男の姿、防犯カメラに映り逮捕=韓国
継母の遺体が入った容器を転がす男の姿、防犯カメラに映り逮捕=韓国
70代の継母を殺害した40代の男の犯行場面が映ったCCTV(防犯カメラ)映像が公開された。

28日ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)警察署によると、継母を殺害し遺体を埋めた40代のペ容疑者が先月23日に拘束送致された。ペ容疑者は70代の継母イさんの基礎年金と姉の障害者年金通帳を盗もうとしたところ、これを制止されたためイさんの首を絞めて殺害した。その後、イさんの遺体を故郷のキョンブク(慶北)イェチョン(醴泉)に運んで埋めた。

25日にユーチューブチャンネル「ソウル警察」に掲載された映像によると、警察は初めからペ容疑者を疑っていたわけではなかった。永登浦警察署のキム・ヨハン警長は、「住民センターから『管理する独居老人(イさん)と1週間連絡がとれない』と警察に失踪通報があった」とし、「当時、イさんの携帯電話の位置は昨年死別した夫の故郷である慶北醴泉だった。そのため初めはイさんが夫に会いたくなって醴泉に1人で行き、事故に遭ったものと推定した」と話した。

しかし警察のヘリと警察犬による大々的な捜査にもかかわらず、イさんを見つけることはできなかったため、警察はイさんの周辺の聞き込み捜査を行ったところ、ペ容疑者の陳述が食い違うなど怪しい点を発見した。

そして、イさんの居住地前に設置された私設のCCTVを確認した結果、ペ容疑者がイさんの居住地に入り、その後1人で出て来る場面が確認された。翌日にはイさんの遺体が入ったと推定される赤い大きな容器を1人で重そうに転がしながら出て来る場面が確認された。イさんの遺体はあらかじめ準備された黒いレンタカーのトランクに入れて運ばれた。

レンタカーのトランクからは血痕反応があり、GPS記録からはペ容疑者が醴泉に行った事実が確認された。その後の警察の調査でペ容疑者は殺害事実を自白し、現在は殺人および死体遺棄などの容疑で裁判にかけられている。
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