韓国国防部長官「『独島領有権紛争』の表現は日本の主張…同意したことはない」
韓国国防部長官「『独島領有権紛争』の表現は日本の主張…同意したことはない」
韓国国防部(防衛省に相当)のシン・ウォンシク長官は3日、国会議員をしていた過去にSNS上に「独島(日本名:竹島)領有権紛争」と記したことについて、日本の主張に言及したもので日本の主張に同意したことはないと明らかにした。

シン長官はきょう、立場を表した資料で、「国会議員をしていた当時にSNSに記録された『独島領有権紛争』の表現は日本が領土紛争を試みているという意味で記述したもの」と釈明した。

また、「同じSNS記録に『日本の歴史問題と独島領有権などに対し警戒すべき』とも言及したように、日本の根拠のない主張に同意したことはない」とし、「長官候補者だった当時にも人事聴聞会を通じ、『日本の独島領有権主張に対しては強く抗議すべきで、断固として排撃すべき』と確固とした立場を明らかにしている」と強調した。

シン長官は昨年3月23日にフェイスブックに掲載した「国防委遺憾、イ・ジェミョン(李在明)代表に捧げる5つの公開質問」という題名の文章で、「今、日韓の歴史問題、独島領有権紛争があるのは事実です」と記した。

シン長官はメディアの取材が始まるとこのフェイスブックの内容を非公開にした。

これに先立ち、国防部は昨年末に発刊した将兵向けの「精神戦力教育基本教材」で、竹島(韓国名:独島)を尖閣諸島、千島列島と共に領土紛争が進行中という趣旨で記述し、物議を醸した。

これについてユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は決してあってはならないことと強く叱責し、直ちに是正などの厳重措置を取るように指示すると、国防部は遅れて4000万ウォン(約433万円)をかけて発刊した2万部を回収し監査に着手した。

これとともに国防部はきょう、「独島は歴史的、地理的、国際法的に明白な大韓民国固有の領土であり、独島に対する領有権問題は存在しないという韓国政府の立場は変わらない」とし、「韓国軍も独島の守護意思が確固としていることには異論の余地がない」と明らかにした。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 85