北朝鮮軍総参謀部はこの日、砲弾192発で5つの区域に対する海上実弾射撃訓練を行ったと朝鮮中央通信報道を通じて明らかにした。
北朝鮮軍は「海上実弾射撃方向は、ペンニョン島と延坪島に間接的な影響も与えない」と主張した。続いて「我が軍が、ソへ(西海)の海上緩衝区域というペンニョン島と延坪島の北方で海岸砲射撃をしたという大韓民国軍部の暴力的主張は、世論を誤解させる完全な抑止主張」と非難した。
韓国軍が対応射撃を実施し、住民らに避難令を下されたことと関連しては「われわれ(北朝鮮)軍隊の訓練に情勢激化の責任を浴びせるお決まりの手法」と責任を韓国側に転嫁した。そして、今回の海上射撃訓練について「大規模な砲射撃および機動訓練を繰り広げた大韓民国軍部団の軍事行動に対する、わが軍の当然の対抗行動措置」と主張した。
北朝鮮軍はまた、韓国側に「情勢激化の責任などをあれこれ言うつまらないことはやめ、自ら災いを招かないこと」とし、「敵が、いわゆる対応という口実に挑発になる行動を敢行する場合、わが軍隊は前例のないレベルの強力な対抗を見せるだろう」と脅した。
それと共に「民族、同族という概念はすでにわれわれの認識から削除された」と強調した。
これに先立ち、北朝鮮はこの日午前、ペンニョン島と延坪島北方で約200発の射撃を敢行し、限界線(NLL)北方海上に落下した。砲弾は9・19軍事合意上西海上に設定された緩衝区域内に落ち、これに韓国軍は今回の射撃を挑発と規定した。
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