共同通信によると23日、この碑を管理してきた地元の市民団体が記者会見を開き、群馬県は2月11日までに行政代執行で撤去を終えた後、約3000万円の費用を同団体に請求する方針だと通知してきたと明らかにした。
この追悼碑は、現地の住民たちが日本による植民地時代の朝鮮人強制動員の事実を後世に伝えて反省するために、2004年に県立公園内に設置されたものだ。碑石の前面には「記憶、反省、そして友好」という文句が韓国語・日本語・英語で書かれている。裏面には「かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない決意を表明する」との文章が刻まれている。
市民団体は毎年この碑の前で追悼祭を開催してきたが、2012年に行事参加者が「強制連行」に言及したという点を極右団体が問題視し、撤去要求を行っていた。
これに対し群馬県は2014年に設置許可の更新を拒否し、市民団体がこれに従わず提訴したが、2022年に最高裁判所は地方自治体による処分が適法だと判断した。
一方、韓国の外交部はこの日、追悼碑の撤去について「今回の事案が両国の友好関係を阻害しない方向で解決されることを期待する」と明らかにした。
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