ロシアがウクライナに発射したミサイルの部品から見つかったハングル(紛争兵器研究所のホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ロシアがウクライナに発射したミサイルの部品から見つかったハングル(紛争兵器研究所のホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】英国の研究機関「紛争兵器研究所(CAR)」は24日までに公表した報告書で、ウクライナに着弾した弾道ミサイルを分析した結果、部品にハングルが記載されており、北朝鮮製と推定されると明らかにした。

 ロシアが今月2日、ウクライナのハルキウに発射した弾道ミサイルの残骸を分析した。

 研究所はハングル表記以外にもミサイル残骸のロケットモーターやジェット翼、ボルトの締め付け方などを北朝鮮の短距離弾道ミサイル「KN23」や「KN24」の写真と比較・分析し、類似点を見つけたとして、ハルキウに着弾したミサイルは北朝鮮製のKN23かKN24であると推定した。

 研究所は分析結果について、「ウクライナで北朝鮮のミサイルが使用されたことを明白に示す」として、「ロシアのこの(北朝鮮製)兵器の使用は(大量破壊兵器の)不拡散体制を阻害する代価を支払ってでもウクライナ戦争を続ける意図を示す」と指摘した。

 米政府は今月4日、ロシアが北朝鮮から提供を受けた弾道ミサイルをウクライナ攻撃に使用したと発表した。韓国と米国の軍当局はこのミサイルはKN23であると推定している。

 また、パレスチナ・ガザ地区を実効支配する武装組織ハマスやイエメンの親イラン民兵組織「フーシ派」が使った兵器にもハングルの表記が確認され、北朝鮮の武器取引に対する懸念が高まっている。


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