日本の一部メディア「群馬県による朝鮮人追悼碑の撤去は “暴挙”」=韓国報道
日本の一部メディア「群馬県による朝鮮人追悼碑の撤去は “暴挙”」=韓国報道
日本の一部メディアは、群馬県が「朝鮮人労働者追悼碑の撤去」を強行したことについて不当性を指摘し、中止を求めた。

群馬県の県立公園“群馬の森”にある朝鮮人労働者追悼碑は、現地住民がかつて朝鮮人強制動員の事実を後代に伝え、双方の友好を増進するため2004年に設置された。

朝日新聞は30日の社説で、群馬県による朝鮮人労働者追悼碑の撤去について「にわかには理解できない暴挙だ」とし「ただちに中止するよう山本一太知事に求める」と伝えた。

市民団体はこの追悼碑の前で毎年追悼祭を開催していたが、2012年にある参加者が「強制連行」を言及したことを極右団体たちが問題視し撤去の要求を行なった。

このことについて朝日新聞は「しかしその後は碑の前で集会を自粛するなど対応しており、この10年ほど問題は起きていないという」とし「かつて県議会も全会一致で設置に賛同し、政府見解に沿ってアジアの平和と友好を願う内容を刻んだ碑だ」と説明した。

つづけて「山本知事は『公益に反する状況が続いている。一日も早く正さなければならない』というが、損なわれている公益とは何か。碑が県民にどんな不利益をもたらしているのか。納得できる説明はない」と批判した。

また朝日新聞は、“設置許可の更新を拒否した自治体の処分は適法だ”という裁判所の判決についても「司法は撤去まで求めてはいない」とし「憲法が保障する表現の自由への悪影響に対して目配りに欠けており、承服しがたい内容だ」と指摘した。

さらに「市民団体の揚げ足をとるような形で撤去までするのは、バランスを失っていないだろうか」とし「山本知事が『碑の目的や碑文の中身に問題はないが、運営の仕方にルール違反があった』というなら、目的を生かす策を考えるべきだろう」と主張した。

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