確率型アイテムの情報公開を義務化、政府がゲーム利用者保護の施策を発表＝韓国

韓国文化体育観光部はこのほど、ゲーム産業における不公平な慣行を解消し世界基準に適合したゲーム産業を造成するため、確率型アイテムに関する情報公開の義務化、海外ゲーム利用者の保護義務、詐欺行為からの利用者の救済および迅速な補償、ゲーム等級分類作業の民間企業への移管といった四つの方針を実施すると発表した。

手始めに2月22日から、ゲーム内で使われる確率型アイテムに関する情報公開が義務化される。公開状況を管理・監督する専門のモニタリングチームも新設予定だ。チームはゲーム物管理委員会の24人からなり、確率の非公開もしくは虚偽情報を公開したケースを取り締まる。

また代理人制度を通じ、ゲーム会社が一方的にゲームのサービスを終了することによって生じる被害をなくすと同時に、企業には利用者保護の義務を負わせる。

さらにアイテムを利用し少額をだまし取る詐欺をなくすため、全国150か所の警察署に所属する約200人を捜査員に任命。ゲーム詐欺に対応する期間の短縮を目指す。

このほか利用者が、韓国に法人がない海外ゲーム会社から早期に補償を得られるよう、電子商取引法への同意議決制を導入する。同制度は事業者自らが是正案を提案し、韓国公正取引委員会がその妥当性を認めれば、違法性を問うことなく事件を集結できるという内容だ。