パクさんのSNSには2021年8月31日に消防公務員の新規採用試験で最終合格した当時の感想が記されている。パクさんは、「やった、消防士(になった)」と自身の受験番号が写った写真を掲載した。
特級戦士出身のパクさんは人を救助したいという気持ちから消防士を志願したという。普段から「自分は消防と結婚した」と言うほど職業に対する自負心を持っていた。
キムさんは20代前半から慶北道消防本部に勤務し、ことしで6年目の消防士だ。昨年には人命救助士の試験に合格し救助隊に志願した。人命救助士の試験は消防公務員の間でも取得が難しいことで知られている。同年11月には慶北道のイ・チョル知事から表彰もされている。
特に目を引くのは、「誰かのクリスマスのため自分のクリスマスを返上する」という文章を残したことだ。それだけ休日勤務もいとわず、誰よりも消防の仕事を愛していた。また、小さな子どもたちがプレゼントした絵も1つ1つ大切にしていた。
聞慶消防署の救助救急センターに所属するパクさんとキムさんは先月31日、聞慶市の肉加工品製造工場で発生した火災現場での消火活動中に殉職した。
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