また同氏は、船舶工業部門が飛躍的発展を成し遂げ、物質・技術的な土台を強化することが求められているとして、船舶工業の近代化は朝鮮労働党が国防経済建設路線を貫徹するための重要な担保になると強調した。
このほか、同放送は正恩氏が2021年1月の第8回党大会で決まった各種艦船の建造状況や新たな計画事業の準備状況について報告を受け、船舶建造事業を国防力発展5カ年計画の期間内に行うよう指示したと伝えた。
北朝鮮は第8回党大会で国防力発展5カ年計画と5大課業を発表し、船舶関連の課題として「核潜水艦(原子力潜水艦)と水中発射核戦略兵器の保有」を挙げていた。
黄海に接する南浦造船所は、過去に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験に使うバージ船を建造する様子が捉えられた場所だ。
正恩氏が今回の視察で5カ年計画に触れたことから、これまで北朝鮮の潜水艦活動の本拠地とされていた東部の新浦だけでなく、南浦でも核潜水艦に関する作業が行われているのではないかとの見方が出ている。
この日の視察には党中央委幹部の趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏、李日煥(リ・イルファン)氏、チョ・チュンリョン氏、朴正天(パク・ジョンチョン)氏、全賢鉄(チョン・ヒョンチョル)氏、呉秀容(オ・スヨン)氏、金正植(キム・ジョンシク)氏のほか、金明植(キム・ミョンシク)海軍司令官らが同行した。
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