ユリ（少女時代） の最新ニュースまとめ
「ドルフィン」は地方の小さな町から出たことのない30代の女性が、人生初の変化と小さな挑戦に直面しながら経験する内緒の話を丁寧に描いた作品だ。昨年、全州国際映画祭を皮切りに、ソウル独立映画祭、ムジュサンゴル（茂朱山里）映画祭、カナダバンクーバーアジア映画祭など、韓国内外有数の映画祭に招待されて注目を浴びた話題作で、短編映画「昨日」「遊び」「閉店時間」を作った韓国映画アカデミー（KAFA）15期のペ・ドゥリ監督が脚本と演出を引き受けた長編デビュー作だ。
クォン・ユリは人生の変化と挑戦に向き合う30代の地域新聞記者ナヨンに扮（ふん）し、ますます成熟した繊細な演技を見せ、新鋭ペ・ドゥリ監督の感性豊かで丁寧な演出も共に注目された。美しい海の村ソチョンをありのまま描いた映像美はもちろん、地域住民のそれぞれの現実の悩みに寄り添う温かい視線も印象的な作品だ。
クォン・ユリは歌手と俳優として活発な活動を続けているマルチエンターティナーだ。ドラマ「ファッション王」「被告人」「チャングムの末裔」「ポッサム～愛と運命を盗んだ男～」「グッジョブ」など多くのドラマでさまざまなキャラクターを演じ、俳優として自分だけのアイデンティティーをしっかり築いてきた。クォン・ユリは初の単独主演映画「ドルフィン」の30代女性ナヨンを通して、最も自然で素朴な人間らしさを披露する。
ここに、映画「彼女の場所で」で2021年野の花映画賞助演賞を受賞し、映画「はちどり」「子供のための子供」「秘密」、ドラマ「怪物」「ロースクール」「静かなる海」などでどっしりとした熱演で縦横無尽な歩みを続けるベテラン俳優ギル・ヘヨンが母親役で、映画「子供のための子供」「私が死んだ日」、ドラマ「保健教師アン・ウニョン」「チアアップ」などで印象的なルックスとまなざしで人気になったライジング俳優ヒョン・ウソクが兄役で息を合わせる。
また映画「弁護人」のユン中尉役で強烈な印象を残し、ヒット映画から独立映画はもちろん、ドラマやアニメの吹き替えなどさまざまな場所で活躍してい実力派俳優シム・ヒソプとの絶妙なサムまで、さまざまなキャラクター達との競演が注目される。
「ドルフィン」は人生の転機が訪れたさまざまな人々の心にハイタッチをして勇気をくれるような物語で、公開されたポスターは、リズミカルなレイアウトに爽やかな色感、ボーリングのポーズを取っているクォン・ユリの幸せそうな表情がまず最初に目を引く。上段にある「今じゃなきゃダメ！」というコピーは映画への関心を刺激し、ボーリングの球が転がる瞬間をイメージした「ゴロゴロドン！人生モーメント」の赤い文字が、いつもの日常に突然やってきた変化を暗示する。映画のタイトルである「ドルフィン」とは、ガターに落ちたボーリングの球が最後にイルカのように跳ね上がって残りのピンを倒すことを指す言葉だ。スコアにはならないが小さな奇跡のようにやってきた意外な幸運を意味する。
映画「ドルフィン」は来る3月に韓国の映画館で公開される。
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