「出産率1.09人」に危機を感じた中国…「産児制限 “撤廃”」の主張
「出産率1.09人」に危機を感じた中国…「産児制限 “撤廃”」の主張
中国の低出産現象が日ごと深刻化する中「産児制限を完全に撤廃すべきだ」という提案が伝えられた。中国の合計出産率は2022年に1.09人と予想されるなど、急速に下落している。

27日、中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”によると、熊水龍・全国人民政治協商会議委員は、来週の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会会議)開幕を控え「出産率が急激に減少している状況で、家族が持つことのできる子女の数を引き続き制限するのはこれ以上適切でない」として先のように提案した。

熊委員は両会に提出する提案書の草案に、未婚の親やひとり親家庭も子女の養育に関し同等な政策支援を享受できる権利を盛り込み、女性職員の出産時に企業が直接負担する社会的費用を減らす方案も提示した。

また、親の負担を減らすため多子女家庭に支援金を提供する一方、「公立幼稚園の設立に拍車をかけてほしい」と自治体に訴えた。グローバルタイムズは「出産率を高めるための政策は、ことしの両会で主要な話題になるとみられる」と伝えた。

中国国家統計局の資料によると、昨年の人口は14億967万人で前年より208万人減少した。これにより、世界最大人口大国の座をインドに明け渡すことになった。

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