2月8日の軍創設記念日に国防省を訪問した金正恩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
2月8日の軍創設記念日に国防省を訪問した金正恩氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が軍の西部地区の重要作戦訓練基地を視察し、訓練を指導したと報じた。同氏は実戦的な訓練と戦争準備の強化を指示した。韓国と米国が4日に始めた定例合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」に対抗する姿勢を示したといえる。

 金正恩氏は「敵の脅威を圧倒的な力でけん制し、ささいな戦争挑発の企ても徹底して制圧」する必要性に言及し、「戦闘能力を飛躍的に高めるための実戦訓練を絶えず強化していかなければならない」と述べた。「戦争準備強化の新たな全盛期を力強く開く」とも強調したという。

 同氏は訓練を注視し、自身も小銃を構えたりした。また、訓練に参加した将兵と記念写真を撮った。

 この日は朴正天(パク・ジョンチョン)党軍政指導部長が同行し、現地で強純男(カン・スンナム)国防相や李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長らが出迎えた。 

 北朝鮮国防省は5日、韓米合同軍事演習を「戦争演習」と呼び、「応分の代価を払うことになる」と警告した。


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