韓国代表は21日にソウルワールドカップ競技場で行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタイ戦を控え、この日試合会場での公式練習を行った。
練習に先立ち、李剛仁が報道陣の前で騒動後初めて自ら心境を語った。
聯合ニュースの取材などによると、李剛仁はヨルダン戦直前の5日、夕食を先に食べ終えて一部の若手選手らと卓球をしていたところ、それを制止した孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)ともみ合いになり、孫は指を脱臼。ヨルダンに敗れたこともあり世間から非難を浴びた。
李剛仁は多くの報道関係者が集まったことに謝意を伝え、代表チームを指揮する黄善洪(ファン・ソンホン)臨時監督に向けても「機会を与えてくれて感謝する」と述べた。また「アジア・カップの期間中にとても多くの関心、そしてとても多くの応援をして下さったにもかかわらず、それに応えることができず、失望させてしまったことについて、申し訳ないと伝えたかった」と話した。そのうえで「すべての方の苦言が今後私にとって大きく役立つと思う。多くの反省をする期間だ」とし、「良いサッカー選手というだけでなく、より良い人、そしてチームの役に立ち、模範的な人になれるように努力する」と誓った。
大韓サッカー協会によると、李剛仁はコメントの内容を自ら用意したという。ただ、報道陣の質問には答えず、発言を終えると一礼してから練習に向かった。
一方、孫興ミンはこれに先立って行われた記者会見で、李剛仁が同問題について選手らに直接謝ったと伝えた。
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