イ・ボムス=(聯合)
イ・ボムス=(聯合)
『オー!ブラザーズ』『シティ・オブ・バイオレンス-相棒-』などスクリーンで活躍し、昨年はSBSドラマ『外科医ポン・ダルヒ』を通じドラマにも活動の場を広げたイ・ボムス。現在はドラマ2作目となる『オンエア』に出演し、前回の冷徹な医師とは打って変わり、人間的で心の広い芸能事務所のマネージャー、チャン・ギジュンを好演している。ドラマのオリジナル・サウンド・トラックにも参加するため、撮影と並行して歌の練習にも忙しい彼に、電話で話を聞くことができた。
 
昨年はチャン・ジニョン、コ・ソヨンイ・ミヨンカン・ヘジョンと、映画女優が続々ブラウン管に進出したものの失敗に終わっている。それに対し、イ・ボムスは連続ホームランを打っていると賞賛すると、「運が良かったんです。本当に運が良いと思いますよ」と声高に笑った。

イ・ボムス の最新ニュースまとめ

マネージャー役を引き受けたことについて、3つの理由があったと語る。1つ目は、必要に応じて俳優たちに声を荒げることもできる信念と所信のあるマネージャーだということ。2つ目は、男らしくリーダーシップとカリスマ性がありながら自身の担当する俳優のために見えないところで走り回るという、犠牲と思いやり、優しさを持つ人物だということ。3つ目に、困難に面しても希望を持ち楽天的だということ。このすべてがそろっているからチャン・ギジュンという人物が気に入ったのだという。

劇中でチャン・ギジュンは、「他人に自分を愛させるのではなく、憧れさせろ」などの名言で俳優たちにアドバイスする。その一方で、「俳優など信じるな、売れてしまえば裏切るのが俳優だ」といった言葉も吐く。果たして俳優イ・ボムスは、どんな思いでこうしたせりふを消化しただろうか。

「俳優として言いましたね。マネージャーの立場ではそう考えるかもしれないが、俳優イ・ボムスはそうは考えませんから。芝居だからチャン・ギジュンとしてそんなせりふも言いますが、せりふを理解する過程では、確かに俳優として考えていました」。分かるような分からないような答えだ。そこでこのせりふに同意できないということかと再び尋ねると、「はは、面白いでしょ?でも自分で自分をだますことはできない。AがBに変身することはできても、AがAを否定することはできないでしょう。そういう次元でせりふを言ったということです」と答えた。

芸能界の裏側をリアリティをもって描いていると人気のドラマだが、「事実は50%程度」だという。オ・スンアはドラマを面白くするためにデフォルメされたキャラクターで、チャン・ギジュンもマネージャーの真の姿というよりも理想の姿だと。視聴者はテレビでたくさんの芸能人を見ていても、実際の芸能界の日常や実情を知らない。気軽に娯楽としてドラマを楽しみながら、芸能界ってこんなところなのかと考えてくれればいい。「50%だけ信じてください」。
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