ハンファが大規模な組織改編を実施、硝酸工場の拡大などで=韓国
ハンファが大規模な組織改編を実施、硝酸工場の拡大などで=韓国
ハンファグループが事業の「選択と集中」のため、組織改編を行っている。ハンファは建設部門の洋上風力事業とグローバル部門のプラント事業を、造船大手のハンファオーシャンに4025億ウォン(約452億3588万円)で譲渡する。二次電池製造用設備の生産を手掛けるモーメンタム部門は100%子会社として物的分割すると同時に、太陽光発電設備を生産するハンファソリューションに370億ウォン(約41億5955万円)で譲渡することを決めた。

ハンファは今回の組織改編で、グループ各社による事業の専門性を高めたい考えだ。

さらに防衛大手のハンファエアロスペースは、株式価値と経営効率性を高めるため、人的分割を検討していることを明かしている。業界では、同社が防衛や航空宇宙などの主力事業を除くその他事業を分離し、新事業としてまとめるのではないかと予想している。

ハンファが今回の事業譲渡で得た現金は、4395億ウォン(約493億7327万円)に上る。同社はこれを硝酸事業に投資する予定だ。これに先立ち2021年、硝酸生産工場の年産規模を現在の12万トンから、2023年までに52万トンへと増やすとしていた。同計画は多少遅れを取り、ことし6月に竣工予定となっている。


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