23日全州トクジン(徳津)警察署によると、警察に逮捕された20代のA容疑者は調査の過程で、「性犯罪をしようと思った」との趣旨の陳述をした。
A容疑者は犯行の過程で被害女性らが抵抗したため拳を振り回したと話しているという。
警察関係者は、「まだ国立科学捜査研究院のDNA検査結果は出ていないが、容疑者の陳述に照らし合わせると性犯罪を行ったということが明確とみられる」とし、「また、金品を奪おうという意図もあったと調査された」と話している。
この関係者は、「現在、被害者が病院で治療を受け意識が戻った状態」とし、「2次被害の可能性があるだけに、具体的な陳述や事件の経緯について明かすのは難しい」と付け加えた。
A容疑者は今月10日午前4時ごろ、徳津区クムアン(金岩)洞の路地で20代の女性を暴行した後、付近の商店街の駐車場に連れて行き、携帯電話や衣服などを持って逃走した容疑を持たれている。
被害女性は同日午後0時30分ごろ、服が脱がされ頭などから血を流した状態で発見された。
被害者は駐車された車の下に倒れており、夜が明けてから通行人によって発見された。人けがなく休日だったため8時間後にやっと発見された。
目撃者の通報により出動した警察は周辺のCCTV(防犯カメラ)などを分析し、同日午後8時30分ごろA容疑者を緊急逮捕した。
調査の結果、A容疑者はこの犯行の30分前にも付近で別の20代の女性を暴行していたことがわかった。
この女性はA容疑者から逃げ、直接警察に通報した。
2人の被害者は現在、病院で治療を受けており、命に別状はないと警察は伝えた。
警察はきょうA容疑者に対し強盗・強姦(ごうかん)傷害などの容疑で拘束令状を申請した。
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