イさんとロシアの船長、飛行エンジニアの3人が搭乗するソユーズは10日午後9時57分にISSとのドッキングに成功、3時間ほどかけてソユーズとISS間の圧力調整作業を終えた後、直径90センチメートルのハッチからISSに乗り移った。ハッチが開くと、先に米国人宇宙飛行士らISSに滞在中の3人がソユーズに入り、新たなISSの一員を迎えた。ソユーズ搭乗員はISS搭乗員と抱き合った後、ISS搭乗員の案内で遊泳しながらISSに移動した。
イ・ソヨン の最新ニュースまとめ
イさんは11日から本格的に科学実験に取り組む。植物生長実験とショウジョウバエを使った実験のほか、微細重力での宇宙飛行士の顔の変化の測定や極限大気現象の観測実験、金属有機多孔性物質の結晶成長実験が始められる。極限大気現象の観測実験は17日まで毎日、地球の夜の時間帯の大気現象を観測・撮影するもの。金属有機多孔性物質の結晶成長実験は重力がない状態で金属と有機多孔性物質を合成する実験で、6日間実施される。
イさんはまた、11日に生放送でラジオ番組のインタビューを受け、宇宙の様子やISSでの生活について青少年らに説明、対話する予定だ。
8日間の滞在期間中に18種類の宇宙科学実験任務を終えたイさんは、19日に米国とロシアの宇宙飛行士らとともに帰還船に乗りカザフスタンの草原地帯に到着する。
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